テント倉庫の生地張替えについて
テント倉庫は長期間の使用や様々な気象条件の影響により、生地が劣化・損傷してしまいます。耐用年数が過ぎると、生地はその機能や外観の品質を損なう可能性が高まります。
そこで、テント倉庫の生地張替え。劣化した古い生地を新しい高耐候性生地に取り替えることで、倉庫の耐用年数を延ばし、構造的な安定性や外観美を確保することができます。新しい生地の導入によって、倉庫は再び効果的な機能を発揮し、見た目も美しく維持されることになります。
表面フッ素樹脂コーティング層について
テント倉庫の表面フッ素樹脂コーティング層は、主に紫外線や風雨などの外部要因から生地を保護する目的で施されます。このコーティング層は汚れの付着を防ぎ、生地を劣化から守ります。一般的には、フッ素樹脂が使用され、その特性として非常に滑らかで撥水性があります。しかし、薄い膜であるため、数年経過すると劣化が生じ、再コーティングが必要となります。
塩ビ樹脂コーティング層について
テント倉庫の塩ビ樹脂コーティング層は、主に防水機能を担い、シートの強度を保護します。このコーティング層は、紫外線や風雨からシートを守る重要な役割を果たします。表面の塩ビ樹脂は通常、約8~9年で劣化が始まり、12~15年で破壊され、織物の一部が紫外線や風雨に直接さらされる状態になります。
ポリエステル織物について
テント倉庫のポリエステル織物は、シートの強度を保持し、塩ビ樹脂層によって紫外線や風雨から保護されています。この織物は、塩ビ樹脂層の劣化や破損により、織物自体の劣化が始まり、強度低下を引き起こします。これにより、台風や積雪などの荷重に対して耐久性が低下し、破損事故が発生する可能性があります。
シートの状態
設置時
設置時のテント倉庫のシートは、表面に艶があり、雨が降ると水を弾く特長があります。これは、シート表面に施された撥水性の高いコーティングや加工によるもので、雨水が滑りやすくなり、水玉ができて流れやすくなります。
数年後
数年後のテント倉庫のシートは、表面には艶がありますが、雨が降ると筋状になって流れる特長が見られます。これは、表面のフッ素樹脂コーティング層が劣化し、撥水性が低下した結果です。フッ素樹脂コーティングが劣化すると、雨水が均一に滑り落ちず、筋状に流れる傾向が強まります。
8~9年経過
8~9年経過したテント倉庫のシートは、表面の艶がなくなり、雨が降るとシート全体が濡れる状態となります。これは、表面の塩ビ樹脂の劣化が始まり、細かい凹凸が生じ、時間の経過とともに表面に亀裂や樹脂剥離が発生する結果です。劣化によりシートの表面が不均一になり、雨水が均一に流れず、シート全体が濡れる傾向が強まります。
12~15年経過
12~15年経過したテント倉庫のシートは、屋根や軒部分(紫外線のよく当たる部分)が白っぽく見え、シートが固くなり、手で触ると白い粉がつく特長が現れます。この状態になると台風や積雪などの荷重によって破損する恐れが高まります。この段階では、補修や交換が急務であり、安全性や機能性の確保が重要です。
張替え時に一緒にチェックするといい項目
- フレームの状態
- 基礎や支柱の安定性
- 付属品や取り付け部品
- 防水性と撥水性
- 補助構造物の点検
- 安全基準の遵守
- 環境への配慮
- 法規制の確認
- 機能性の確認
張替え事例
ウルトラマックス
Before
After
撤去から新しい生地の貼り替えを1日の作業時間で行いました。テントはメンテナンス工事の時間も非常に短く、足場なども掛けずに施工できることが多いです。
ウルトラマックス
Before
After
生地の型取りから始め加工と取り付け施工2日間、撤去工事1日、合計3日で作業が完了しました。